ベンツのドアミラーが開かない・閉まらない…故障のサインと対処法とは
洗車機に入れる直前、ミラーが「シーン…」と沈黙。
モーター音だけが虚しく響く、あの絶望感。
その原因、ベンツの"持病"かもしれません。
広島県三原市、尾道市、福山市エリアのメルセデス・ベンツオーナーの皆様、こんにちは!輸入車対応の整備工場、株式会社Sun Eight(サンエイト)です。
狭い道でのすれ違いや駐車時など、ドアミラーを格納する機会は意外と多いですよね。そんな時、スイッチを押してもミラーが動かないと、本当に焦ります。特にCクラス(W205)やEクラス(W213)、GLC(X253)などで多くご相談いただくこのトラブル。
「モーターが壊れたのかな?」「修理は高そう…」と不安に思う気持ち、よく分かります。この記事では、ベンツのドアミラーが動かなくなる主な原因から、ご自身でできる簡単なチェック方法、そして賢い修理のコツまで、専門店の視点から分かりやすく解説します。
まずはセルフチェック!故障箇所を絞り込む3つの質問
修理に出す前に、以下の3つの質問に答えてみてください。原因をある程度絞り込むことができます。
質問①:片方だけ動かない?それとも両方?
片方だけ動かない → そのミラー内部のモーターやギア、配線の故障が濃厚です。
両方とも動かない → 運転席のミラースイッチ本体や、ヒューズ、車両側のコンピューターの不具合が考えられます。
質問②:スイッチを押すと「ジー」とモーター音はする?
音がするのに動かない → これが最も多いパターンです。モーターは生きていますが、後述する内部のギアが割れて力が伝わっていない可能性が非常に高いです。
全くの無音 → モーター自体の故障、スイッチの故障、または配線の断線が考えられます。
質問③:格納だけ?角度調整もできない?
格納はできないが、ミラーの角度調整はできる → 格納用のモーターやギアの故障に限定されます。
格納も角度調整も両方できない → スイッチや配線、ドア内部のコントロールユニットなど、より根本的な原因が考えられます。
プロが診断する、ベンツのドアミラー故障 3大原因
セルフチェックで解決しない場合、原因は内部の部品にあります。特に多いのが以下の3つです。
原因①:格納モーター内部の「ギア割れ」【最も多い定番トラブル】
ベンツのドアミラー故障で断トツに多いのが、このプラスチック製ギアの破損です。モーターの強力なトルクと経年劣化により、ギアの歯が欠けたり、割れたりしてしまいます。「モーター音はするのに動かない」という症状は、ほぼこれが原因です。
原因②:ドアコントロールモジュール(ドアECU)の不具合
近年のベンツは、ドアミラーやパワーウィンドウなどをドア内部の小さなコンピューター(モジュール)で制御しています。このモジュールが故障すると、スイッチを押しても信号が送られず、ミラーが全く反応しなくなります。交換後に車両へのコーディング(設定作業)が必要になることもあり、専門知識が不可欠です。
原因③:配線の断線・接触不良
ドアの開閉を繰り返すことで、ドアと車体をつなぐ蛇腹部分の配線が疲労し、断線してしまうことがあります。断線箇所を見つけるには、専門的な知識と根気が必要です。
ディーラーでは、少しの不具合でもミラーユニット丸ごと(ASSY)交換となり、10万円を超える高額な見積もりになることも珍しくありません。しかし、原因がギア割れだけであれば、対策品の金属製ギアに交換する「リペア(修理)」が可能な場合がございます。これにより、費用を大幅に抑え、かつ再発のリスクも低減できます。
気になる修理費用は?
Sun Eightでのドアミラー修理費用の目安です。賢く修理すれば、費用は抑えられます。
内部ギア交換(リペア): 約25,000円~
格納モーター交換: 約40,000円~
ミラーユニットASSY交換: 約80,000円~
※上記は一例です。車種や故障箇所、使用部品により費用は変動します。正確な料金は診断後にお見積もりいたします。
まとめ:ドアミラーの不調、我慢せずにプロに相談を
ドアミラーの不具合は、見た目の問題だけでなく、後方確認という安全運転の基本に関わる重要な問題です。「手で動かせばいいや」と放置せず、早めに修理することをおすすめします。
株式会社Sun Eightでは、無駄な丸ごと交換はせず、原因を的確に突き止め、お客様にとって最善の修理方法をご提案します。三原市、尾道市、福山市でベンツのドアミラー故障にお困りなら、ぜひ一度ご相談ください。
「うちのベンツのミラー、動かないんだけど…」
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